モンテッソーリに学ぶ、子どもを人間に育てていくということ
毎月参加している、勉強会の報告です。
2021,4,14
ニド 0歳
※ニド…生後8週間〜1歳半頃までのこと
母親と赤ちゃんのつながりのことや母体の変化の勉強から始まりました。
産褥期(さんじょくき)
産褥期というのは出産後6~8週の時期をいいます。ラテン語からきているそうです。
さんじょくという言葉は、出産したばかりの女性という意味を持ちます。
出産後のこの時期はいつの時代にも特別に考えられ、身体的にも精神的にも大切な移行期で、産科学においてこの時期は女性生殖器が妊娠前の元の大きさ、形に戻るために必要な時期として説明されます。これらの器官がもとどおりに機能し始めるのにだいたい6週間かかり、母乳でない母親は普通6週間後から月経周期が再開(母乳の場合はもう少し長くかかるがひとによっては)することによって妊娠による影響はすべて終わります。
産褥期は母親と赤ちゃんが協力し合ってお互いの体の次の準備をする大事な時期です。
産褥期の最初の2週間で子宮の収縮が続きこれによって出血や感染を防ぎます。
子宮ははじめ鉢のような形で石が入っているように感じられます。数日で子宮の首の部分がもとに戻ってきます。出血がありますがこれは月経とは違い悪露と呼ばれます。
初期のものは主に血液で濃い色のため赤色悪露と呼ばれます。
胎盤のあったところの血管が凝血するとともに、血液滲出が減少します。
そして悪露は、漿液性悪露(ねばりのない透明な分泌物になる。色はついていない透明な分泌)と呼ばれる血液の漿液となります(おりものとは異なる)。これは子宮内を再び覆うため再生され、白っぽいピンク色をした粘液です。
悪露は何日も続きますが(12~14日くらい)その量はどんどん減少し、だんだん薄くなって黄色っぽい白色になります。これを白色悪露と呼び、出産後6週まで続きます。
子宮がもとの大きさになるには16日かかります。子宮を支えるじん帯がもとの弾力性を取り戻すにはもっと時間がかかるので、産褥期には普通の生活の中での配慮が必要です。
たとえば車に乗るなど。大切にしなかった場合、子宮脱がすすむことがあります。
この時期には母親と新生児の間に強い身体的な相互反応があります。
えほん屋に来てくれたお客様である赤ちゃんを前にしたとき、その子が数日前数カ月前、おなかの中でどんなふうに過ごしていたのか、そこまで思いを巡らせることはできませんでしたが、赤ちゃんが羊水のなかで成長していく様子も再確認しました。
赤ちゃんがおっぱいを強く吸うことによって、子宮の収縮しその時痛みが生じます。これを分娩後疼痛といいます。この収縮は悪露を排出するとともに、子宮の大きさをもとに
もどすための大きな役割をしています。
出産、赤ちゃんの発達はどの時代もどの場所でも同じだということを知ることがまずは、重要なようです。ではひとりひとりの違いは何が違うのか”子どもの発達に沿った環境”とはどういうことなのか。つきつめていくと自分自身を振り返ることにもなりそうです。
しっかりと受け止めていきたいと思います。
2021,5,7
生後8週間~1歳半のころ
視覚・触覚・聴覚のための活動
形
どういうう形が望ましいか。
どういう機能を持たせるか。
色
口になんでも入れてしまうので、色は毒素のないもの。
ある研究では、蛍光色は1歳以下の子は好きではないという。
赤ちゃんは、最初は黒と白がわかる。
赤ちゃんは赤が好きなこともあるし青と黄が好きなこともある。
色は上手に使うとアクセントになる。
玩具
用意しようとしているものが、目の前にいる子どもの発達に即しているか。
子どもをばかにしていないか。
子どもに失礼なものでないか。
家の中の道具は発達を促す。
機能的であるだけでなく、美しいものをつくる。
触れるもの
自然素材の気持ちの良いもの。
優しいタッチ。
ベビーマッサージ。
赤ちゃんは、お母さんの体内で羊水を通して(皮膚を通して)感じる触覚の体験をしているそうです。
自分の胸、胴体、足がへその緒に触る感覚体験をしてきています。その体験は、時にはあまり心地の良い体験ではない(へその緒が首に巻き付いたり、足や手を押していたり)こともあったり、体内で親指をしゃぶっていたという楽しい体験をしてきている赤ちゃんもいます。
子どもたちの体内での環境がそれぞれに違うということを知り、活動を提供するするときには、ひとりひとりの違いを知ることが大切であることがわかります。
脳の研究者は、生まれた後、神経の回路が使われないとなかなか発達できないといっています。
出生前と出生後の移行による変化がどれだけ大きいものかということを、想像しました。
出生後2週間くらい徐々に慣れていくなかで、出生前の体内で聞いていたお母さんの声の音の中で、スムーズな移行のお手伝いをしてあげなければいけませんし、赤ちゃんを大きな音から守ってあげなければいけません。
体内で指しゃぶりをしていた赤ちゃんにとって、手袋をすることはいけません。体内では口の周りを触れていたのですから、体内と同じように口の周りを触れるようにしておきます。
ひとつひとつ検証していくと、赤ちゃんがやっていることに、意味のないことはひとつもないことがわかります。
モンテッソーリは、まずはその子どもを観察をすることが大事だと言っています。
大人側の押し付けにならないように、柔軟さを持ちたいと思いました。
次回は、赤ちゃんの視覚の発達を促すもの、モビールなどを実際に作ります。楽しみです。
2021,6,2
5か月頃の
目と手の協応のための活動
5か月頃の赤ちゃんはどんなことができるようになっているか
じっと、観察してみられたことはありますか?
何にも教えていないのに、いろんな動きをしています。
手をしゃぶってみたり
足をしゃぶってみたり
これは、赤ちゃんの脳神経経路器官が繋がっていく大事な情報収集方法です。
誕生から手がどのように発達してきたか
新生児の赤ちゃんがギュッと握りしめるのは
反射的なもので、”把握反射”と言い、
人類が古代から持っている反射能力です。
その反射的な把握が、だんだんと目的をもった把握になってきます。
感動です。
目的を持った把握ができるようになるまでの移行時には
目の前のモビールに対して
腕を一本の棒のような道具として
バットのように振ったり
腹ばいになっているときに
吐くように動かしたり
このように、まだ手と腕は分化されていないんです。
”握る”というのは視覚の発達と深く関係してきます
視覚の発達と手の動きの発達が調整できるようになると
目的を持った”つかむ”ができるようになります。
3か月頃は手の可能性の探求の時期
その後、ハイハイをするという道具として手をつかうようになり
視覚の発達により奥行きや距離感がわかるようになってくる6か月頃から
手の動きも協応して発達していきます。
6カ月頃に視覚の発達は、左右の目を調節して焦点をあてられるようになります。
その時期には自分が触ると動く玩具があるといいですね。
赤ちゃんはゆらゆら揺れるものを、一生懸命に見て触れろうとします。
木陰のお昼寝が大好きなのは、風の心地よさと合わせて
この脳神経経路器官が刺激されて満足しているからなのでしょうね。
次回は、平衡感覚の発達の勉強です。
2021,7,7
◇14か月~30カ月~36カ月頃の
目と手の協応のための活動
この頃も赤ちゃんは、せっせと視覚と触覚を連動させて感覚を発達させています。
赤ちゃんは探求心を持って生まれてきていますから、赤ちゃんを観察することで、発達に邪魔になっていることがないか(例えば、ベビーベットの柵は赤ちゃんの視界を妨げます。赤ちゃんの発達のことを考えるとお布団が良いです)、何ができるかを知り、のびのびと動ける環境や、道具を選んで用意して、赤ちゃんの自立を見守ってあげましょう。
14カ月頃には”つまむ”という動きができるようになってきます。
道具を見て、つまんで、動かして。
自分が働きかけることで物事が変化することを知り始めます。
赤ちゃんは、毎時間、新しい発見の連続です。
◇5カ月から歩けるようになるまでの
平衡感覚の発達を促す活動
5∼6カ月くらいの子は、ゴロゴロ転がっている子もいれば、寝返りを打つ子もいれば、支えがあれば立てるようになっている子もいれば、ずりバイをしている子もいます。
人間の内なる欲求によって、
二本の足を使って動くために、
それぞれが発達し続けています。
大人は子どもの発達にちょうど良い刺激をあたえることをしていかなければいけません。
動きたいという欲求が赤ちゃんの内から起こるのですが、その刺激は環境からきます。
どんな環境を用意するか、赤ちゃんを観察することによって導かれます。
・ちょっと触れただけで転がる毛糸のボール
・音の鳴る、鈴が入ったころがるシリンダーベル
掴まり立ちをする赤ちゃんには
・重くて動かないオットマン
・手すりバー
◇9か月頃からの環境には
・手で押すと回るコマ
・ボールが斜めに落ちていく様子の分かるトラッカー
環境にあるもので赤ちゃんは運動感覚や平衡感覚を発達させていきます。
どんなことができるようになっているのかに合わせて、工夫して環境を変えていくことは赤ちゃんが誕生して数年間のことです。
この、数年間の体験が、赤ちゃんの人生をつくります。
大人は、出過ぎず、見守り、子どもが自分の力で発見していくときの、お手伝いであるということを、忘れないようにしたいですね。
2021.9.8
◇環境とは
何か生き物のまわりの物理的空間に生き物が中央にいるとしたら、
物理的にいるものすべてが環境です。
宇宙・地球も環境です。
地球の環境を考えると、水・光・重力などが自然を構成しています。
自然環境は、ほかに植物・動物などがあります。
生物学的環境に人間はいます。
また、人間が構成する環境の中に、年寄り・病人・赤ちゃんなどがいる環境に
分かれていきます。
人間関係の中でも、社会的・文化的条件が付け加えられて人間社会が構成されています。私たち一人一人の人間の体を環境とすると、胎児にとっての環境は子宮になります。
このように広い視点からとらえると、環境というものが良い意味でも悪い意味でも人間に影響を与えていることがわかります。
なににどういう環境が必要なのかは、それぞれに違います。
すべてのものは、質と量がそれぞれの環境で異なってきます。
それぞれの環境は自然界でつながっていて、子宮も人間環境も生物環境もひとつひとつ繋がっていて、ひとつが狂えばみんな狂うことになるのです。
お互い繋がっていて、お互い相互依存しています。
それぞれの生き物は特別な必要性があり、特殊な環境が必要なのです。
生き物はみんな丁度良い量が与えられたとき丁度良く育ちます
脳の研究者が調べてわかってきていることがあります。それは...
生まれつき恵まれてない脳だが環境が恵まれている、
素晴らしい脳だが環境がめぐまれていない、
というのは同じ
どれだけ生まれてきての環境が大切かということです。
環境は人間の人生を左右するカギ
環境には、物と教材と人があります。
環境は、空間に住む人が居心地の良い場所かどうかということです。
環境は美しく機能的であることが必要です。
◎空間(空間をどう使うかは文化によって違います)
◎光は自然の光
◎物的なもの(家具など)
◎色彩 装飾は美的な働きをします(色の調和)(心理に影響)
幼い子供の環境を考えるとき4つの分野を考えましょう
〇動く場所(活動をする場所)
〇寝る場所
〇食べるところ
〇体の世話をしてもらうところ
環境は物とヒトが大事
◇生後0∼5カ月の環境
空間・色・光、また心理的にどういうスペースがいいか考えましょう
赤ちゃんは共生生活のとき胎内から体外にでたことで、生まれて2か月は、母親のむねに抱かれると、昔やっていたこと(母親の胎内でやっていたこと、母親の言葉を聞いたり指しゃぶりをしたり)をします。安心感が戻ってくる懐かしい空間をつくりましょう。
いつもこれをするのはこの場所
いつもこの場所に来ると寝るんだ
いつもこの場所に来ると食べるんだ
生活をしてもらう場所
おむつ交換をしてくれる場所
着脱の場所
動く場所
限られた場所で同じことをする
子どもに慣性を持たせてあげる
赤ちゃんに、次に何が起こるかを見通せることもできる
寝る場所
チェスティーナ(ベビーベットではない)
チェスティーナから布団に移行
食べるところ
母親が座る 座れる椅子が必要
小さなテーブルと棚
体の世話をしてもらうところ
おむつ交換するものすべて
おむつ交換セット 赤ちゃんの着替え 沐浴のもの
動く場所(運動の)
マット(カーペット 畳) 小さな棚
環境をかんがえるとき
子どもに秩序感が流れていることを考えましょう
睡眠の場所は...
布団 チェスティーナ
視界を遮る柵のありまた、人を呼ばないと移動できない(依存)
ベットは良くありません
自分で起きて移動のできる(自立・独立心)布団がとても良いのです
最初から布団に置いても良いですし
誕生した時から布団でも良いです
授乳の場所
母親がゆっくりと授乳できる場所にリラックスのできる椅子と
必要なものをすぐに取ることのできる棚 があるとよいですね
母親が授乳することは特別なモニュメント(記念碑)です
満足のいく空間を用意していましょう
お風呂に入れたりする場所
肉体的な世話をする場所です。
オムツ交換は、一日、10∼12回。
お母さんにとって使いやすい場所であるように考えて。
手の届くところに、必要なものの置けるばしょのある、
平らな表面のテーブルなどあるといいですね
赤ちゃんの頃は親が使って、赤ちゃんが自分で使ったりすることは、
秩序感や独立心につながります。
運動の場所
マット
絨毯のようなもの。そこに鏡をつける
棚
マットのコーナーは生まれた時から用意しておくと
いつでも、赤ちゃんが起きたとき運動ができます。
小さい時は五分くらいで寝てしまうかもしれませんが、
寝返りをうったり、ハイハイができるようになるまでそこを使います。
赤ちゃんが大きくなるとマットは発達の障害になるかもしれないので
掴まり立ちができるようになると取り去ります。
鏡の大きさは自分の体全体が見えるようなものです。
自分が動くと相手が動くということで、フィードバックを鏡からもらいます
ずりバイをしているときも、鏡に向かって向こうにいる赤ちゃんを触ろうとします
また横に大人がいて鏡にうつって鏡を触ろうとしたりします
ある時、脳発達とともに認知できるようになると、お母さんがそこに
いることがわかるようになるのです。
棚
どんなものを置くかより、棚を置いてあげることが大切である
棚の目的は、いろんなものを見て、刺激をうけ、触ってみたいということ。
3∼4カ月から選択ができるようになりますから、環境をつくれば可能な
ことが増えます。
赤ちゃんの環境には秩序をもたらすということで、棚は大切です。
少しづつ出して、赤ちゃんが選択できるようにしておきます。
赤ちゃんが飽きたらかえましょう。
2∼3カ月は3~4つ。手で触れるもの。
もう少し大きくなると、2~3つ増やします。
子どもの移動に使用するもの
出かけるときは、アメリカでは生後2週間後としている。
乳母車は上向きに眠れます。
あまり深すぎると何も見えないので 高くして世の中が見えるようにしてやります。
大人の顔を見ています。
バギーは、母親には背中向きになる。
乳母車もバギーも、丈夫で長く使えるものを選ぶ。
内側の素材は拭けるものが良いです。
抱っこ紐は、二カ月くらいは、眠っている状態で居られるものが良いですね。
市販の赤ちゃん用品
お座りラックは45度くらいに傾くようになっています。
まだ座れないのに台のポジションが45度に保たれているのは問題です。
プラスチックに囲まれて左右に動けないこともあまり好ましくありません。
制限が強いと子どもの動きがパターン化してしまい、そのパターンを直す
のに時間がかかるのです。
購入時に体の動きが制限されにくいものを選びましょう。
歩行器
奨励できません
生後一年までに、ひとから触られたり、家具などを触ると
いう体験から身体の境界がどこまでなのかを学ぶのです。
歩行器を使っていると、周りのリングによって境界線があいまいになるのです。
3~6歳の子で机やひとにどんどんぶつかる子がいます。
そういう子は空間把握ができていないということ。
座れない子が歩行器に座らされると自分の背中の筋肉、座位の筋肉が発達している
のに姿勢が悪くなり背中が丸くなります。
掴まり立ちの時つま先で立っている子、歩くときつまさきで前のめりで歩く子は、
歩行器が作ってしまっているのです。
歩行器のスピードが出て、止まるとき家具にぶつかるが、足の指先をクルッと曲げて止まるなど、自然ではありません。歩行器の子は動きの調整能力がなかったり、動きのパターンが少なかったり、空間把握能力がないということが、わかっています。
ベビースウィングは使わなくてよい
べビーサークルはつかわなくてよい
檻である 子どもの動きが制限されます
自分で寝られないので大人に依存することになります
ネット・柵越しに物を見ることになるので、柵をとったときジクソーパズル
のように繋ぎ合わせなければならなくなります
ベビーサークルは大人にとっての勝手なものでしかありません
ジャンパー
子どもの脳に人間の体がどんなふうに動くかまちがった情報を与える
赤ちゃんの脳が柔らかい時に脳が揺らされると、脳が頭の上下に当たり
脳の障害をきたします
病院に行き、虐待を疑われることもある(揺さぶり症候群)
子どもが動くことのできる絨毯やたたみは、自分で動ける子は発達する自由が与えられていることになるので、人が発達する自然の法則に沿ってよく発達します
人間が従来持っている発達に沿って環境を用意することが大切
突然死を恐れて、仰向けにしか体験がなくて、突然座らさせられていると、平衡感覚が保てません。ライティング反射が(中心に戻ろうとする反射)できなくなります。
平らな床で目覚めたとき、うつぶせたり、仰向けにしたりしてあげる、の経験をさせてあげましょう。そうすることによって発達していきます。
◇生後5カ月~12か月の
環 境
食事の援助
運動の援助
このころは、ずりバイをしはじめていますが、まだ座ることはできません。
クッションがあったら座らせてあげられます。
うつぶせにすると膝を体の内側にもっていって尻を持ち上げたり、
足を動かさないで手で床を押し上げて顔を持ち上げたりできるようになっています。
5カ月から12か月は座るから這う、掴まり立ちから歩く、と動きのパターンが大きく変化する時期です。食事も離乳食が始まります。
新しい環境として、離乳食の机・離乳食の椅子・テーブルクロスとエプロンが理想としてあったらよいですね。
重い椅子と手すり
掴まり立ちのころ
離乳食用のテーブルと椅子・オットマンなどを用意してあげるといいですね。
クッションはふたつを逆V字型に重ねる。その中央に赤ちゃんが座れます。
無理に座らせなくてもよいですが、座ることで変化ができるので、一度、経験した
子どもは、また座りたいと要求できます。
脇に枕があるので、とても安定感があります。
いつ頃から座らせるかは、クリーピング(ずりばい)ができるかできないか
が目安です。
棚
大人との共同の場所から棚の上も子どものものだけになります。
食事の援助
食べるための道具と離乳食の机を用意してあげます。
年齢5カ月からです。
机
まずは赤ちゃんの部屋からで。突然ダイニングに連れて行かないで2~3回食べさせてから連れていきます。大人が食べているダイニングで食べさせます。その時はまだ、離乳机と椅子を使うとよいでしょう。大人と同じスケジュールで食べるときと、椅子と机が変わっていくことになります。大人のスケジュールに合わせられない子は高い椅子に座らせて大人が食事をしているところを見せます。何か手に持たせても良いですね。(スティック野菜など)
イス
ひじかけは子どものウエストが高い位置。なぜ最初から高い椅子でなく、低い椅子からはじめるかは→子どもの独立心を養う。テーブルを押してイスを引き、お腹いっぱいと、意思表示ができます。お母さんは目の前にいます。
少しづつ、母親との分離を促していきましょう。
テーブルクロス・ナプキンとエプロン
離乳食のお祝いをしてあげます。
時間があればいっしょにセットしてあげると良いでしょう。
お腹がすいていたら、お母さんがしてあげます。
お花なども用意してあげると素敵ですね。
あらゆる素材はコットンなどの肌に優しいものを用意してあげるといいです。
よだれかけは自分ではずせるように、はずすところが前側にあると使いやすいです。
運動の援助
てすり
つかまり立ちの援助になります
てすりを使っているところを観察していると、いろんな動きができるようになっていく
姿を見ることができます。
自分のタイミングで発達のペースを合わせることで大きな独立心を養え、
どの子どもも、発達をいそがないで、自分のペースで発達していきます。
重い椅子
掴まって立って、周りを歩くことができます
重くて安定感があります。
赤ちゃんに独立心・自分自身を大切にする心・自分を信頼する心を育てます。
*運動の場所(生活の場所)は大人が低くなり、赤ちゃんの目線で
赤ちゃんに危険がないかチェックしましょう。
ニド2021.10.13
◇言語の発達
コミュのケーションしたい、交わりたいという傾向は、傾向性本来の姿
言語の中でも敏感気は長く、 これは子宮の中から5~6歳まで続くそうです。
◎誕 生
誕生したばかりのころの言語的活動には、泣くこと・ジェスチャーがあります。
どの子も、母親が話すくせの言葉(日本人だと日本語ですね)に敏感です。
フランスの耳鼻咽喉の研究家、トーマス博士は研究の結果、胎内にいるとき母の声に慣れているので体外に出て違う人の声に慣れるよう調節しなければならないと言っています。
誕生するときは母の声に慣れているということ。
胎内で文法・単語・語彙の学習はやっていないのに、音楽のような母の声のイントネーション、抑揚など、右脳でキャッチするようなことを体験していたということ。
どの赤ちゃんも同じプロセスをたどります。
◎生後2か月
このころは、のどを鳴らすような音をだします。
また、吸うことができます。
喉から音をだしたり、吸ったりすることで、喉と口の奥の筋肉が発達します。
母音をだすことができるのです。
どんな言語学者も、言葉を学ぶのには直接的方法が一番良いといっています。
あなたに話している、ということが一番早く学ぶことになるのです。
赤ちゃんが話すようになる前に始めないといけないことはフェイスフェイスで話すこと。直接的にはなしかけるようなとき、例えば、おむつを変えるときんどが一番良いですね。
大人として何をしようとしているかを話しかけてあげましょう。
赤ちゃんがしゃべっているときは、やすみなしにしゃべるのではなく、途中休憩しながらゆっくり話すと良いですね。
子どもといい関係があって、アイコンタクトもいいことです。
赤ちゃんが出した声を真似してやることで、子どもが話そうとしていることを認めてあげます。
赤ちゃんは、声を出そうとしていることは筋肉のトレーニングをしている練習かもしれませんが、心理的にいえば相手の話しを聞いて自分が話すということを伝えることができ、
子どもが言葉を学ぶのは直接的に働きかけられた時に学習すると早いのです。
2か月少し経つと(3か月くらいから)個人によって違うが、大人の声が出ている口をよく見ています。
ゆっくり、おはなしを楽しみましょう。
◎5カ月
全部母音が出せるようになっています。
ユニバーサルサウンドといって、どんな言葉でも発音ができる準備ができています。
◎8~9カ月
喃語を話します。
技術的にも高度になっていた、いろんな筋肉が発達しています。
いろんな音を混ぜることができるようにもなっています。
喃語を話しながら、どの筋肉を使うかしゃべる練習をします。
5~8カ月は母国語が定着してきます。
自分の環境に2カ国語ではなしていると、必要な部分を取り入れて、他の音は消えてしまっています。
例えば…父・母が知覚障害のとき、音の情報は入らないので手を見て手を使った喃語をはなします。また、障害のある赤ちゃんは手で早く喃語をするようになります。
赤ちゃんの運動能力は言語能力より先にあるので、手を動かすほうが簡単です。
【5~8カ月の赤ちゃんのテレビの影響の研究によると、耳が聞こえる赤ちゃんで両親は聞こえない赤ちゃんにとって、どういう変化が起こるか。テレビをつけて言語的発達がみられるか、結果として赤ちゃんにはなんの言語発達もない。人間が話せるようになるには、ヒトによって話されなければ、それを学習できない。という研究結果があります。】
◎8か月頃
まわりのひとがしゃべっているのを聞いて、必要な音をとりだしてしゃべるようになります。
顔と顔を合わせて、コミュニケーションをとるようになります。
大人は明確に、スローにはなしてあげましょう。
◎10か月
聞いて、意味がわかってきています。でも、まだ自分から話すことはできません。
ばいばーい、をしたり、おいで、と手招きしたりはできます。
サインも自分から出すようになります。
簡単な指示に従うことができるようになってます。
(新聞持ってきてね、とか、この本持って行ってね、とか。)
◎12か月
子どもによって違いますが、はじめて意図を持った話し方ができるようになってきます。
喃語で何を言っているか大人は理解しにくいですが、ひとりでおしゃべりをするようになります。
何かを言おうとしているのです。
個人的に違いますが、しゃべれないですが、70の言葉は理解しています。
名詞…直接かかわりのあるもの。70の単語は親・兄弟の名前
食べ物・体の部分・おもちゃのことなど、生活にいつも使っている言葉
あるとき、周りの人が使っている言葉をあかちゃんが発したとき、周りが喜んだり、励ましたりすることで赤ちゃんは喜びます。
(例えば、まーまー、など。)
機会(チャンス)の窓
私に話しかけているんだ、さいしょ、どんな人がはなしかけてくれたか。
その質が問われてきます。
◎12~18カ月
もう十分周りを理解しています。でもまだよく話せません。
話せるようになるまで、5カ月の内在期間が必要なのです。
そして、突然爆発し、50のことばを話せるようになります。
毎日、新しい言葉を学習しています。
この時期に、大人が気を付けなければならないのは、コーヒーカップといえばコーヒーカップといい、マグカップといわない。一貫性を持たせましょう。
言語の爆発期(18カ月頃)がきたら、日々、2~3個の言葉を子どもが覚えていきます。
言葉を理解することもスピードアップします。
◎20カ月 1歳8カ月頃
169の単語をを話せます。 (平均)
どうして…この時期に突然のように、爆発的に脳の発達に著しい時期があります。
名詞だけでなく、動詞と形容詞をつけて文章になってきます。
副詞、代名詞などもできてきます。
一般化して適用しているのです。
間違った言い方をしてはいますが、子どもなりにルールは知っています。
子どもの言語発達にとって、
大人はどういうことをしなければいけないでしょう
ガイドライン
1.言語の刺激は、とても早くから始めなければいけません
多くの大人は赤ちゃんは言葉はわからないから、しゃべりかけなくてよい
と言ったりしますが、それはとても残念なことです。
例えば…母親が躁鬱、難聴。また、ひとりぼっちにさせられた赤ちゃんは
刺激がないのでその後の人生で言語に対して貧しくなってしまいます。
2.チャンスの窓が開いています。たくさん話しかけましょう。
直接、人間が赤ちゃんに働きかける言葉量が大事です。
集団保育で聞く声は、大人が話している声は聞こえるが、子どもに話し
かける言葉は少ないのではないでしょうか。
赤ちゃんに働きかけましょう。
3.言葉の質
どういう言葉を使うか。
単純で、明確で、積極的な言葉を心がけて。
例えば…「ミルクがこぼれたねー」〇 「もう、こぼしてー」×
日常・生活・直接的に話しましょ。
優しく。
4.繰り返す
たくさんの繰り返しが必要です。
毎晩、同じ本を読む と言葉がちがうと「ちがう」といいますよね。
5.会話することは、言葉を使うということを教える
子どもにえほんを読んでやることは大切だが、その前に、大人が自分のために読書
をしている姿があるかが大切です。
読書をする大人がいると、自然と、読むということに興味を持ちます。
まとめ
ここまでの言語の発達のはなしは標準的なもので、突然、発達する子もいます。
早く歩き始めた子は、言語は遅いといわれますが、それは、
歩くことにエネルギーがそそがれているので、言葉が後にくるのでは
ないかと言われています。
ハイハイや、喃語は7~8カ月にやってきますから、
子どもの方で、運動にいきたいか、言語にいきたいか、どっちかを選んでいるということです。
運動と言語は、交互に発達します。
7~8カ月の運動と言語発達は、そのように進むのです。
心配するよりも、赤ちゃんの頃のかれらと、会話を楽しみましょう!
ここまでは、言語の発達のお話でした。